連載:ときめきジーピーピー「電気のおとどけ先|東京賢治シュタイナー学校」

グリーンピープルズパワーをもっともっと知っていただくための連載:ときめきジーピーピー。今回は、わたしたちが電気をおとどけするユーザーさんをご紹介します。下のボタンからPDFをダウンロードしてご覧いただけます。

東京賢治シュタイナー学校(東京・立川)

もとはプレハブ建物だった校舎だが、より良い学びの場となるよう親と教師が力を合わせて校舎の改築を重ねてきた。

賢治の学校は、「つながれいのち」を合言葉に、子どもが子どもとして安心して育っていける社会を目指す運動体としてはじまりました。学校開設から21年。現在では保育園、幼稚園も併設し、0歳から18歳までの子どもたちを対象に、シュタイナー教育に基づく一貫教育を展開しています。これまでも、これからも、「子どもを真ん中にして」親と教師が学び合い、力を合わせて学校をつくり続けていきます。

https://www.tokyokenji-steiner.jp

電気をGPPに切替えるきっかけ

2016年4月に電力自由化がはじまり、保護者の中から「学校の電気を、環境に配慮している電力会社へ切替えたい」と提案がありました。それまでも学校全体で重要なテーマとして環境問題に取り組んできましたが、自由化をきっかけに「大人たちの姿勢が問われている」「学校の電気をどうにかしたい」との想いは強くなっていました。そこで、電力会社を選ぶために保護者10名で「電力を考える会」を立ち上げることに。新電力の資料を集め、外部講師を招いて勉強会を開きました。検討のポイントは以下の4点です。

  1. 電源構成が公開されているか
  2. 再生可能エネルギーが最重要視されているか
  3. 学校の教育にメリットが期待できるか
  4. 電気料金は適正か

絞り込んだ数社の比較表を理事会に上げ、最も多くのメンバーから選ばれたのが、GPPでした。

一緒に歩んでいける心地よさが決め手に

なんにもないところからつくった学校と、なんにもないところからつくった電力会社、という共通点に惹かれました。GPPとなら、一緒に歩んでいける、一緒になって大きくなれると感じたのです。小規模だからこそ、人とのつながりを大事にし、心地よい関係を構築できるのではないでしょうか。

これからGPPに期待すること

この学校の魅力は、子どもを真ん中にして、親と教師が学び合い、力を合わせてつくるということ。だから、他の学校とは安心感が違う。子どもものびのび、大人ものびのび。子どもたちは学校に行きたくて明日が待ちきれないほどです。

そんな子どもたちの学びに、GPPとの出会いを生かしたいと考えています。例えば、職業実習の受け入れや、卒業論文のテーマへの協力をお願いしたい。子どもたちと発電所を見に行くツアーや、一緒にコンセントの向こう側を考える勉強会などもおもしろそうですね。それから、電気の地産地消を実践するため、校舎に太陽光パネルを設置することも検討しています。

宮沢賢治:
東北の厳しくも豊かな自然の中で、生き物を愛し、人を愛し、豊かな童話を生み出した。農民たちと共に生きる教師であり、人の営みとしての芸術を農民教育の柱に据えた人。 
ルドルフ・シュタイナー:
賢治と同時代に生きたドイツの哲学者・教育者。「子どもの魂にあれこれ注ぎ込んではなりません。そうではなく、子どもの魂の前に畏敬の念をもつことです。」

校内には大きな石窯。カリキュラムの一環として、かつての小学3年生が大人の力を借りて作り上げた。学校祭などのイベントでピザ窯として大活躍。
輪になって話し合いを重ね最終的に全員が納得できる答えを目指す形式。GPPスタッフとのインタビュー時も同じように行われた。

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