連載:ときめきジーピーピー「社長・竹村からのメッセージ」
グリーンピープルズパワーをもっともっと知っていただくための新連載:ときめきジーピーピー。第1回目は社長の竹村からのメッセージを掲載いたします。GPP誕生の経緯から、将来の展望までをまとめました。下のボタンからPDFをダウンロードしてご覧いただけます。
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市民の中から生まれたGPP
グリーンピープルズパワー株式会社は、 2017年2月3日、市民電力連絡会という小規模な発電事業団体のネットワークから生まれました。コンセプトは「再生可能エネルギー」「地産地消」そして「市民の力」。市民がつくる再生可能エネルギーの電気を、市民の力で、地域の市民に届けることを目指しています。
当初は取次店としてのスタートでした。他の電力会社の代わりに営業活動を行い、既存の電気業界の仕組みを学び、ノウハウを蓄積しました。2019年には小売電気事業者のライセンスを取得し、正式に電気の小売ができるようになりました。小売業者として代理店を持つことも可能になり、大幅な営業力アップが期待できます。
また、2020年 1月からは、関連会社であるイージーパワー(株)が所有する太陽光発電所の一部の電気供給がはじまりました。千葉県匝瑳市に位置し、ソーラーシェアリングという方法で発電しています。地面(農地)で無農薬の有機農業が行われ、上空では太陽光で発電する「食とエネルギー」が一体となった発電所です。
再生可能エネルギー100%への道
自社で調達した電気をお届けすることで、ようやく再生可能エネルギー100%への道筋が見えてきました。同時に、いくつかの課題も明らかになり、克服のために奔走しています。
太陽光発電の発電量は日中にピークを迎えますが、家庭の電力消費のピークは朝と夕方。家庭向けの契約だけでは需要と供給のバランスがとれません。そこで太陽光発電の電気を生かすため、日中に電気を使う商店や、高圧電力を使用する事業所への営業活動をはじめました。
太陽光パネルなど発電設備を持つユーザーから、電気の買入もはじめました。まずは、2009年にFIT制度を利用して発電を開始し、10年の買取期間を終えた「卒FIT」のみなさまを対象としています。
次に、「非FIT」の発電所からの買取にもチャレンジしています。ひとつ目はイージーパワー(株)が運用するマンション自家消費モデルの発電所で、7月から運転開始を予定しています。ふたつ目の49.5kWを発電する山梨県の野立て太陽光発電所は、買取手続きを終え、建設を待つばかりです。
他にもいろいろな市民発電所をお持ちの方々が、GPPに電気を売りたい!と考えてくださっています。
GPP応援団に入りませんか
イベント等で直接お話を伺っていると、電力自由化後、誰でも電力会社を選べるにもかかわらず、大手電力との契約を続けている方が多いことに驚きます。脱原発や地球温暖化防止のために活動している方が、原発や石炭の電気を使っていることもあります。問題意識がありながらも、手続きがよくわからない、どこの会社を選べばいいかわからない……と躊躇っている。そんな方々にこそ、ぜひGPPの電気を利用していただきたい。
最近では、Webサイトから毎日申込みが舞い込むようになりました。いろいろな地域で「電気の相談会」を行うと、その場でユーザーになってくださる方もいます。「電気の購入先を変えることが社会を変えることになる」という、GPPのメッセージが少しずつ浸透してきていると感じます。
ユーザーのみなさまには、資金でGPPを支える「応援団」を形成していただきたいと思っています。気候変動による気象の異変や、急激な政策の変更、大手電力による取り戻し営業など、いろんなことがあるでしょう。それにびくともしない GPPであるために、みなさまの力が必要なのです。
イージーパワー株式会社
グリーンピープルズパワー株式会社の兄弟会社。市民の出資で発電所を設置し、再生可能エネルギーの発電を行う。小規模なソーラーシェアリングと野立てによる太陽光発Ω電設備を分散して設置することで、周辺環境や生活との共存を目指す。
GPP 代表取締役 竹村英明
脱原発と再生可能エネルギー普及のために30年以上活躍中。市民の出資で発電所を設置し、再生可能エネルギーの発電を行うイージーパワー株式会社代表取締役であり、NPO 法人市民電力連絡会理事長。脱原発政治連盟代表。夢は「電気を市民の手に取りもどす」こと。
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